観察者
最近、瞑想をしていると
百合の花を持った観音様が
現れるようになった。
この方はいつも何も言わず
ただただ、あたたかくて眩しい
慈悲のエネルギーで私を見つめてくれる。
私が現実と思い込んでいるスクリーンは
今、大嵐が吹き荒れている。
自我は恐れ、怖がり、不安に塗れ、
この嵐をどうにかしてくれと
まくし立てるように訴えてくる。
私の内側の世界に透明の壁があり
その壁を猛烈叩いてくる。
私はゆっくりと透明の壁の内側に
自我を招き入れ、丁寧に話を聴く。
隣にこの観音様もいる。
こちらが落ち着いて、自我の訴えを
聴いていると、次第に落ち着いてくる。
さらにこの様子を見守っている
存在が自分の中にいる。
ただの観察者だ。
ただただ、全てを見守っている
観察者。
そして、発狂乱に訴えかけていた
自我が落ち着いてくると、
フッと、それはどこからやってくるのか
閃きのようなものが湧いてくる
場合もある。
それは浮き立つようなワクワク感ではなく、
落ちついた閃き。
宇宙の叡智、潜在意識、ハイヤーセルフからの
メッセージ、、、。
言葉はなんだっていい。
そのフッとをさらりと行動してみる。
期待もせずに。
現実と思い込んでいるスクリーンが
どんなに嵐だろうと、
自分の内側が穏やかで平和であることは
何事にも何者にも影響を受けなくていい。
そこだけは、穏やかでいい。
嵐は止めようとしなくていい。
勝手におさまっていく。
自分の内側が平和であれば。
ライフコーチ・ファシリテーター
トップアーティストのマネージメントに13年間従事。
表舞台と裏舞台を繋ぐ中でメンタル面の大切さに気づき、「心」と「意識」の探究を始める。
40歳を機に独立し、セミナー・講座の講師として活動をスタート。
光と影が織りなすように、人の存在には深い美しさが宿ります。
表層的な成功や華やかさではなく、静かに在ることの中に息づく生命力を感じ、
その人らしい輝きを引き出し、見守る時間を大切にしています。
アーティストマネージメントで培った独自の視点と経験を活かし、
1人1人の変容に寄り添う活動を続けています。
現在は都内のアートギャラリーに勤務する傍ら、
「存在の美しさ」をコアコンセプトに、ワークショップや講座を提供。
また、FM FUKUOKA 毎週木曜26:00〜「The PentHOuse」の
アシスタントパーソナリティとしても活動中。